お歳暮のマナーで気を付けることはありますか?

風呂敷に包まれたギフト

お歳暮のマナーについて

結婚したばかりの20代の主婦です。
今回、初めて夫の上司や会社の人、義理の両親にお歳暮を贈るので、ドキドキしています。
お歳暮のマナーで気を付ける事はありますか?
今まで、そのようなことを考えてこなかったので、教えて下さい。

何となく、友人には聞きにくいものですし、旦那にもきけません。
そんなことも知らなかったのかと思われそうで恥ずかしいです。
宜しくお願い致します。

 
 

贈る時期に気を付けよう

お歳暮デビューですね。
初めてのことって、誰でもわからないものです。
これから、いろいろ覚えれば大丈夫なので、ご安心ください。

まず、気を付けることは贈る時期です。
地域によって差はありますが、大体11月下旬から12月20日までに届くように手配すると良いでしょう。
今はインターネットで品物を選ぶことが多いですが、その場合は相手方に着く日にちを指定できますから、この時期の指定がおすすめです。

そして、贈る品物も相手によって気を付けたいものです。
それには、相手の家族構成等を知っておくとわかりやすいでしょう。
たとえば、夫婦二人という家庭に大量の生鮮食品を、贈ってしまったらどうでしょうか。
生鮮食品は日持ちしないので、食べきれなくて困ってしまいます。

そのような家庭には、日持ちのするお菓子やお茶、紅茶、コーヒー、海苔などが良いです。
また、子供のいる家庭でしたら、子供の喜びそうなお菓子類やフルーツ缶、ジュース類等が喜ばれます。
家族構成がわからなくて迷ってしまったら、日持ちのするような物にしておくと無難です。

 
 

タブーな日にも気を付けたい

お歳暮は、相手に喜ばれるようなものを贈るのはもちろんですが、タブーな日にも気を付けた方が良いでしょう。
たとえば、自分や相手が喪中の場合が考えられますが、お歳暮はお祝いの品ではないので、気にしなくても良いようです。
それでも、相手の不幸の直後は控えた方が良いでしょうから、四十九日を目安にすると良いでしょう。

そしてもし、相手が気にするかもしれないと思ったら「お歳暮」でなく、「祖品」として贈ると気配りできて良い感じです。
相手方は、あなたの気配りに感謝するでしょう。

 
 

お断りしたい場合のマナーも覚えておこう

お歳暮をお断りしたいと言う場合のマナーがあるので、覚えておいた方が良いです。
たとえば、退職したので、会社関係のお歳暮は遠慮したいという場合や引越しで疎遠になるので、お歳暮はやめたいという場合は相手に同程度の品物を贈って、お礼状を添えます。
お礼状には、お歳暮の感謝の気持と共に、「これからはお気遣い不要です。」という事を書いておくと良いです。

また、今後はもうお歳暮を贈り合うということをやめたい場合は最後のお歳暮の時に一言、手紙を添えましょう。
その手紙には今までの感謝の気持、これでお歳暮を最後にしたいということを書いておくと良いです。
このようにすると、相手にもその気持ちが伝わり、失礼のない断り方ができます。